殺処分ゼロに向けて・・・「PWJ」2016年4月から広島の殺処分対象の犬を全頭引取りへ
広島県神石高原町を拠点に犬の殺処分ゼロに取り組むピースウィンズ・ジャパン(PWJ)は今年4月から、広島県内の動物愛護センターで殺処分対象となった犬を全頭引き取ることしたと2016年3月30日に発表しました。
広島県の犬の殺処分数は、2011年度が2,342頭だったのが、2015年度は、4~12月までが566頭(同)と減少しつつあります。
PWJは現在、600頭を収容可能にするために犬舎の増築を進めており、犬の引取り体制整備の見通しがついたことなどから、6月15日の期限を前倒して4月から全頭引取りを開始し、2016年度の広島県内の犬の殺処分ゼロを実現するとしています。
実際にふるさと納税での寄付によって4億円を調達したという事で、今回の犬舎増設などにつながりました。
大西代表の言葉にもある通り、それぞれの意識が変わり、犬・猫の殺処分という事がゼロになるようになる事を祈っています。
PWJ代表理事・大西健丞さんのコメント
「犬舎の建設、ふるさと納税による資金調達などから、1000日計画の期限を2か月前倒しし、広島県で殺処分対象となった犬を全頭引き取れる状態になったと判断をした。これで終わりではなく、ゼロを維持する挑戦が始まったと認識している」
「夢之丞を動物愛護センターから引き取ったことで日本の殺処分の現状を知り、変えたいと思った。ドイツのティアハイムの存在を知り、その仕組みを日本に持ち込めば日本の現状を変えられるのではないかと思い、活動をしてきた」と振り返り、「(犬猫の)殺処分数が全国ワーストだった広島でゼロが実現できれば、『やればできる』ということに誰もが気づき、全国に広がると考えている。これからの活動は私たちだけで成し遂げられるものではなく、多くの人たちの努力によって成り立つものだと思う。譲渡に関しては、譲渡率90%をめざし、ペットを迎える際の選択肢として保護犬や保護猫がいることを伝えていきたい」
出典:https://peace-winds.org/news/activity/report/hiroshima/9507
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